妹がロンドンで留学をしている。
昨日、会社の歓迎会で盛り上がっていたところ、突如オットから電話が入る。
たまたま早く帰った彼がTVでロンドンで起こった同時多発テロのニュースを見たそうだ。
あわてて、実家に電話をかけると、意外に両親はのん気に「何かあれば連絡あるでしょう~。さっきメールは送ったわよ」と言う。
そんな~、何かあったらメール見たり、連絡できるわけないじゃな~い!
私は2001年9月11日のNYでの同時多発テロのとき、カリフォルニアに留学したばかりだった。あの時、まだニュースで言っている言葉が全然聞き取れず、下に字幕で出ている文字を一生懸命読んで、何か大変なことが起こっているぞ~と思ったものだ。
それは想像をはるかに超える大変な出来事だったのだけれど。。。
今度は我が妹が同じような状態になっている。きっと心細いに違いない。
しかも、私の場合同じアメリカだったとは言え、NYに住んでいた訳ではなく、妹の場合は本当に目の前で起こった出来事なのだ。
通学途中で、何かに巻き込まれていないとは言い切れない。
しかし、横でワインを飲んでいたrieoに言わせると、「母親というものは直感で何か感じるものだから、たぶん大丈夫。心配ない!」と強いお言葉。ふむふむ、それは納得、一理ある。
さて、妹からのメールでは、彼女は試験があったため朝から全くニュースを見ずに勉強しており、昼すぎに地下鉄まで行ったとある。その時はすでに事故は起こっていて、バスも爆発していたらしいが、ロンドンの人はロンドンの交通事情の悪さになれっこで、いつものことかな~くらいに、のんきにバスを待ったりしていたとか。
彼女はそれでも試験の方が気になったため友人の携帯に電話をしようとしたが、全くつながらない。「緊急の場合のみ」という見たこともない表示が出ていたそうだ。
そして、あわてて家に戻ったら母から電話があったという訳だった。
その後、学校に電話して、どうしても試験が受けたいのだけれど、と言ったら、事務局の人に「そこからぜ~ったい動かないように!試験のことなど心配しなくてよろし~!」と一喝される。 それでも、明日試験受けれるかな~と思いつつ、やはり怖いので仕方なく家でニュースを見ていると書いてあった。
そう、そうよ、おとなしくしているのが一番。コーヒーなどふらっと飲みに出かけないように。
試験が無事終われば日本での夏休みが待っているのだから。
彼女からのメールの締めくくりには、母からの電話が心強かったこと、そもそもその電話を強く掛けるようにと言ってくれていた義理の兄(私のオット)への感謝で終わっていた。
こんな意味のない、自爆テロなのか、何かわからないけれど、命を無駄にし、巻き添えにするようなまねは本当に許せない。
二人とも、コメントどうも有難うございます。心強いです。
>rieo
でも、いつ私たちの身に起きるかわからないよね。こればっかりはいくら注意しても防げるものじゃないし。
自分が何かを頑張ってやり遂げたことにより、世界も幸せになれるのならいいのだけれど。。
>nobさん
確かに、私も今回ロンドン以外で起こっていたのなら、腹は立つけどあそこまで必死になり、どうしよう、たいへんだ~などと思わなかったかもしれません。。私のオロオロはあくまでも妹の身を案じる、身勝手な姉だったのです。反省。
しかし、911のあと、次はロンドンだ、パリだ、日本かも、などと色んな情報が飛び交い、目に見えない恐怖に覚えていたことを、今また思い出したことも事実です。本当の意味での平和とはいったい何なでしょうね。
投稿情報: mutsumi | 2005-07-11 10:05
私は911のとき、ちょうどワシントンDCからロンドンに行ったばかりで、ロンドンが騒然としていたのを思い出します。NYがやられて、みんなが「次はロンドンだ」と思っていて、すごいピリピリしていたのを思い出します。そして、大西洋線が復活した便で帰るときも、飛行機に乗るときにみんながすごいピリピリしていたし…
それに対して、日本でロンドンの同時テロの話を聞いたときには、やっぱり遠くの話に聞こえてしまった自分がいて、なんとなく自己嫌悪もありました。でも、ロンドンに住んでいたときには、ふつうに地下鉄で学校まで通っていたわけで、やはり身近に感じてしまうところはあるのです…
投稿情報: nob seki | 2005-07-09 02:32
こんなことをして、誰がどう救われるのか・・・。貧しい精神と環境のせいでしょうか。幸せな精神と幸せな環境に感謝ですね。
投稿情報: rieo | 2005-07-09 01:26